2015年06月30日

AFについて雑感;基本部分を中心に

こんにちは。CS等に全く出る余裕がなく、だからこそ環境が変わらなくてほっとしているgaspardです。

今回は、【魔術師】が環境に上ってきたことにより再度注目を集め始めたAFについての記事になります。

何故このタイミングかというのはまさに上で述べた通りなのですが、それ以外にも更新した理由があります。それは、AFが【AF魔術師】【AF海皇】等サブのギミックとして取り入れられることが多い都合上、テーマとしてのAFギミックについて採用理由等にそこまで気が回らないのか、「今期AF混ぜておけば何でも大丈夫なんじゃないか?」「魔法罠割るならAFだよな」みたいな勘違いをされることが多いように感じるからです。そこで純を使ってきた立場としてAFを使う上で「注意すべきこと」「やりがちなこと」を指摘することにより、間接的にでも環境理解の助けとなるかなと思い投稿した次第です。

内容が内容なので「こんなの常識だろ」的なことがどうしても多くなってしまうかと思いますが、参考になりそうなことも散りばめていきたいと考えていますのでそこの部分はよろしくお願いします。

では本題に入ります。今回は短いコラムの詰め合わせのような構成になります。

・「AFを採用する」≠「魔法罠除去が充実する」
いきなり本質的な内容ですが、よくある勘違いとしてAF=魔法罠除去、みたいなことがあるようなのでまずはそこからになります。
何故これが間違いかということについてなのですが、それはAFが「自分の魔法罠を割るカード+モンスターの組み合わせでしか動けない」テーマだからです。
これでは解りづらいので解説を加えます。AFにとって魔法罠を割るカードは展開札でもあり《アーティファクトの神智》以外では唯一の初動足りうるカードなため、これを何処で使うかというのは非常に重要です。相手の妨害を防ぐのと展開するのを同じ種類のカードでやらなければならないということですからね。とすると、AFカードを採用することは大きな矛盾をデッキに抱えることと同義になります。「展開したいのに伏せが怖い」「魔法罠割ろうとするとモンスターが腐る」この2つです。
そもそも《アーティファクト・ムーブメント》がデッキにAFを要求するカードであることを考えると、逆にAFギミックを採用することで魔法罠除去が減ることすらあり得ます。魔法罠除去をしたければ《サイクロン》《ギャラクシー・サイクロン》等を多めに積めばいいだけの話であり、無理に事故要素(AFモンスター)を増やしてまですることではありません。実際【クリフォート】が環境トップにいた時サイドに採用されていたカードはムーブメントではなく《ツイスター》《妖精の風》等でした。
まとめると、AFを採用することにより魔法罠除去は必然的に採用されるが、それは展開札ともなるため相手の魔法罠除去に使える枚数は見た目ほど多くないということです。そのため僕はAFをメインで戦うデッキでない限りAFカードの採用理由は魔法罠除去とは別のポイントで捉えます。例えば「星5光モンスターとしてxyz素材orシンクロ素材として活用する」「神智の奇襲性や対応力で手薄な前面除去を補う」等ですね。逆にAFギミックをメインに戦いたければ、魔法罠除去は多すぎるんじゃないかってくらいに積むのがいいかと思います。魔法罠除去の少ないAFデッキは、《モンスターゲート》しか入っていない【インフェルノイド】のようなものですからね。

・AF≠永続デッキ
次に、これもよく感じることなのですが、「AFは永続張ってこそのデッキ」みたいな意見が非常に多いです。これはある種正しく、そして本質的には間違っていると僕は考えています。
「間違っている」部分から先に説明を加えると、そもそもAFはテーマ自体は永続と相性はそこまで良くないです。というのも、過去の僕のAFについての記事を参照してもらえれば似たようなことが書いてあると思うのですが、基本的にAFは魔法罠ゾーンを経由してしか場に出すことが出来ないので他の妨害札と合わせて魔法罠が4-5枚伏せられることはざらであり、魔法罠ゾーンの圧迫は極力避けたい事態だからです。相性の良いカードとして《リビングデッドの呼び声》が挙がることが多いですがこの枚数ですら3確とは一概には言えないくらいには魔法罠ゾーンの圧迫には敏感にならざるを得ないのです。「永続が自分に刺さらないこと」と「相性が良いこと」は全く別の次元の問題です。
では何故半年前の環境で永続を多く搭載したAFが結果を残せたのかということについてですが、これは”AF+サーチ封じ”という戦術が環境にマッチしており、かつAFというテーマを使う側からすればそこに活路を求めるしかなかったからですね。逆に言えばあのくらい極端なシェアの環境でないと永続プランは取りにくいということになるでしょう。
そしてこの話とも繋がるのですが、「正しい」面について。AFは、テーマとして、神智以外のカードはパワーという観点からは他のテーマと比べて見劣りします。そのため”最終手段”として永続に頼るしかないということはあるでしょうし、今後も多いのではないかと予想します。
ただ少なくとも今期に関しては先攻展開で強い盤面を作れるデッキが一定数いる関係上、後攻で腐る可能性の高い永続プランは、その相性の悪さを差し引いても採用する価値があるかと考えると疑問が残るところですし、「AFには思考停止で永続だ」とはならないでしょう。

・《アーティファクト・モラルタ》を大事に etc.
ここからはプレイングの話になります。
今期【魔術師】の台頭により採用可能性が高まっているのが《奈落の落とし穴》です。このカードはAFの対応力の要とも言えるモラルタを使い回すギミックの天敵であり、このカードを如何にケアするかはAFテーマを扱う上で非常に重要になってきます。また【HERO】の《M・HERO ダーク・ロウ》もモラルタを打点で超えて除外してしまうモンスターでこれも厄介です。さらに以前からAF対策の筆頭カードであった《ブレイクスルー・スキル》も採用率が上がってきており、これらのカードの対策として"プレイングで"心掛けることを前もって決めておけば対応もしやすくなります。ということで以下説明していきます。

1展開は基本相手エンドフェイズに、ただデスサイズだけは別
《デビル・フランケン》を採用するのでない限りAFにとって重要なことはライフを守ることではなくモンスターを残すことです。大量展開が難しいデッキだからこそ「1体のモンスターをどこまで維持するか」が鍵となります。とすると、相手ターンに展開する際も一番モンスターを残しやすいタイミングで行えればベストで、それがエンドフェイズです。通常魔法、モンスターの起動効果での除去が考えられず伏せた罠も使えず、手札誘発の有無もある程度確認できるため、特に後攻1ターン目の展開は基本的にエンドフェイズでしか行いません。
ただ今期は【魔術師】【HERO】等の抑止力として《アーティファクト・デスサイズ》が複数採用されていることが多いですが、このカードだけはその効果の性質上前もって出しておかざるを得ません。しかしこのカードに関しても相手のnsをぎりぎりまで待つ等なるべく場に残す立ち回りが必要になります。

2一回目のモラルタは早めに出しておく
《奈落の落とし穴》対策でもあり、また引いた《リビングデッドの呼び声》を腐らせないためのプレイでもあります。さらに言えば今期は【HERO】が環境に居ることからモラルタ素引きが非常に怖いです。これをしてしまうと対ダークロウに関しては神智とムーブベガルタの並びがほぼ死に札となり、かつ役に立たないカードで魔法罠ゾーンを圧迫してしまうので勝ち筋がかなり狭まってしまいます。このような事態を未然に防ぐためにも、特にリビングを引いていれば多少無駄遣いに思えてもモラルタは先出ししておくのが無難ですね。因みにタイミングよく打てば相手の《ブレイクスルー・スキル》の有無についてもわかることがあり、その場合、後のゲームプランが立てやすくなるでしょう。

3チェーンの組み方に細心の注意を
2同様奈落対策としてのプレイングですが、AFを使う方にとってはあまりに常識すぎることだと思うのでそこまで深くは言及しません。《アーティファクト・ベガルタ》からの大量展開の際相手の伏せに奈落が伏せられている可能性が高ければ《アーティファクト・カドケウス》のドローは無理に狙わずモラルタを先に出してカドケウスに奈落を踏んでもらうとか、神智をチェーン2以降で発動して奈落の他《激流葬》の発動タイミングを逃すとかそういったことになります。その他《ハーピィの羽根帚》が絡むとムーブメントや神智の破壊効果も絡んできてそこでも色々気を付けることがあるのですが長くなるので割愛します。気になる方は僕に直接聞いてください。

これらの点以外にも僕が気を付けていることは数多くあるのですが、いずれにせよ必要なことは「自分の中で前もって決めておくプレイを増やす」ことです。他の環境デッキにも言えることですが特にAFに関しては、状況を想定しそこに対する回答で出来上がっているデッキなので構築や事前準備の段階に依るところが非常に大きいです。やはりその場のプレイングで捲るのには限界がある上お互いの読みも絡むので不確定要素が多い。その不確定要素を減らすのが構築や決まり事であり、僕が一番重視しているポイントです。
今期もAFを使うなら、他のテーマ以上に環境の読み、それに基づく構築と立ち回りが要求されるでしょう。


以上今回は3つのコラムでした。
少し付け加えて環境について述べると、今期に関してはAFの永続プランは上記の通りあまり有効ではないように思えます。また環境に罠を寄せると《激流葬》《ブレイクスルー・スキル》等自分の前面を維持することに不向きなカードも多数採用することが求められるでしょう。そのため今期のAFの下級には盤面解決力が要求され、結果的に半年前とはガラッと変化した構築が多数出てくると予想、というか確信しています。

では今回はこの辺りで失礼します。長文失礼致しました。
posted by gaspard at 16:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする