2015年04月30日

新弾後;今期(前期)のHEROの構築について3

こんにちは。最終回出す出す詐欺をしてしまっていたgaspardです。

遂に新弾が発売されましたね。それらのカードを使用したCS、公認等ももう始まっているみたいですが、今回は前回の続きとしてHEROのエクストラ及び手札誘発について若干触れ、最後に今期を少しだけ分析して終わりたいと思います。

それでは早速…

・エクストラについて;総論
前期も今期もそうですが、HEROのエクストラの枠はパンパンだという意見はよく聞かれます。その指摘は非常に正当で、正直なところHEROだけ20枚のエクストラデッキを用意させて貰いたいくらい採用したいカードは多いです。考えてみれば《マスク・チェンジ》の進化先も含めてかつ4xyzという激戦区において15枚なのですから当たり前なんですけどね。ただその中でも優先して採用したいカード自体は存在します。《M・HERO ダーク・ロウ》、《星守の輝士 プトレマイオス》セット、《旧神ノーデン》等ですね。これらはHEROというデッキを使う意味、というかギミックそのものなので当然外す訳にはいきません。ではその他の採用カードはどのような基準に拠るべきかということですが、ここでエクストラデッキが「メインデッキと違い入れておけば確実に出せる」という特長を持っていることに着目したいです。特にxyzに関しては同じレベルのモンスターを何体か並べるだけで出せるわけですからね。何が言いたいかというと、エクストラデッキでは「メインデッキで手が届かない部分をカバーする」ことを意識したい、という発想が根底にあるということです。何だよ当たり前じゃないか、と言われるかもしれませんがこの点は非常に重要で、採用の優先度に大きく関わってくる部分です。例を挙げれば、HEROはダークロウで墓地利用を阻害しますが、一度除去された後墓地発動のカード(《超電導タートル》、《ペロペロケルベロス》、インフェルノイドモンスターetc.)を置かれると対処が難しいです。そのため保険として《深淵に潜む者》を採用し返し手を減らす、といった感じです。逆に言えば(今期はそのような構築の幅自体がありませんが)「4*2で邪魔なカードを何でも処理出来るんだから《鳥銃士カステル》を採用する」、みたいなことは枠の無駄遣いになりかねないということになるでしょう。以下解説していきますが、メインデッキの補完という点を重視しているのだということについてご理解頂けたらと思います。

採用確定枠
《M・HERO ダーク・ロウ》
サーチ妨害&墓地にカードを送らせない…このデッキを使う意味が詰まったカードです。打点が若干低めなのを除けば最高峰のスペック、このカードを如何に素早く場において相手を封殺していくかが鍵となります。
このカードの採用枚数についてですが、最近流行りの《激流葬》を警戒するなら2枚欲しいですね。枠との相談になりそうですが…

《M・HERO 闇鬼》
闇のM・HERO二体目。打点2800はかなり優秀で、相手のダークロウプトレマイオスの布陣を崩す手っ取り早い方法になります。相手にプレアデスを使わせてしまえば(被害は甚大ですが)場の脅威は減りますからね。
戦闘破壊時の《マスク・チェンジ》回収も非常に有用な効果で、プトレマイオスを《禁じられた聖杯》等で無力化して戦闘破壊してしまえば相手に逆にダークロウの処理を迫ることが出来ます。因みにですが、このサーチ効果はダメージステップ終了時に発動しているためダークロウのトリガーにはならないことは知っておいて損はないかなと思います。類似例としては《H-C 強襲のハルベルト》のサーチ妨害が不可であること等でしょうか。
それと《禁じられた聖杯》とのコンボで3100ダイレクトアタック、これは覚えておくべきでしょう。特にHEROミラーにおいては《ヒーローアライブ》のライフコストがあるためこの3100ダメージで勝敗が決することもあり得ますからね。

《M・HERO カミカゼ》
《E・HERO エアーマン》から変身。このカードの使い道としてはまずエアーマンに対する《スキルドレイン》を《マスク・チェンジ》を利用して回避しつつ場の魔法罠を割るorサーチすることでしょうか。この動きがある以上、カミカゼが入っているかどうかで対【クリフォート】の厳しさがかなり変わってくるので今回は確定枠です。先の「メインデッキの補完」という視点からは、HEROが効果無効系に弱いという弱点をカバーするという意味があると言えましょう。
また《ブリキンギョ》《E・HERO エアーマン》手札、《マスク・チェンジ》セットというよくある状況で
金魚nsエアーssバブルサーチss、金魚とバブルで《ガガガザムライ》xyzef
という流れによりバトルフェイズ中のカミカゼ追撃と合わせると1900*2+1800+2700=8300で1killが成立するということも覚えておくべきだと思います。

《旧神ノーデン》
《簡易融合》を採用する以上これも確定。《リビングデッドの呼び声》等で再利用出来ると尚良さそうです。ライフカットのスピードも上がる、文句なしの性能です。

《星守の輝士 プトレマイオス》《星輝士 デルタテロス》《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》/《セイクリッド・プレアデス》/《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》
ここからxyz枠です。
まずプトレマイオスセットについてです。ダークロウのお供、若しくはそれ以上の制圧力や柔軟性で相手の動きを制約します。今期のHEROの強みの一つはプトレマイオスをトップクラスの頻度で立てられるということなので言うまでもなく確定枠です。
ここで問題にしたいのは先攻でダークロウとプトレマイオスのどちらかしか出せない時にどちらを出すのかということについてです(相手のデッキがわからない想定です)。ダークロウとプトレマイオスが環境の各デッキにどのような相性かというと
HERO;ダークロウ◯ プトレマイオス◎
影霊衣;ダークロウ◯ プトレマイオス△
クリフォート;ダークロウ◯ プトレマイオス◯(→ノヴァインフィニティに行けた場合)or×
海皇;ダークロウ◎ プトレマイオス◎
シャドール;ダークロウ△or◯ プトレマイオス◎
インフェルノイド;ダークロウ◎ プトレマイオス◯
といった感じでしょうか。環境トップがHEROである以上世間的にプトレマイオスを優先するのが常識になっているのもわからないことはないのですが、僕としては苦手の【影霊衣】に対する負け筋を少しでも減らすためにもダークロウを優先して立てたいです。プトレマイオスがプレアデスに進化して場を凌ぐことになった場合返しの制圧力はほぼないと言ってよく、逆に有象無象のデッキに対してもダークロウは刺さってくれるので《激流葬》に多少弱くなろうともダークロウ優先がHEROの"強み"を生かすという視点からは相応しいように思いますね。
この机上の空論も「手札の罠次第」という現実には到底及ばないですが、前回の記事の魔法罠選択もダークロウを優先して立てるということを意識していたということを理解して頂ければ整合性は取れるかなと思われます。HEROに返されにくい罠選択でダークロウ優先、これで殆どのデッキを(程度の差はあれど)見ることが出来るのではないでしょうか。
あとこれは不確定要素の大きい判別方法なのですが…、HEROはエクストラが15枚で足りずサイドに進出していることが多いためエクストラとメインサイドのスリーブを統一していることがしばしばあります。このことを逆手にとって、相手がエクストラとメインのスリーブを同じにしていたらダークロウでなくプトレマイオスを立てに行くという戦略が考えられます。失敗した時のリスクは手札次第なのでケア可能な手札なら試しに実践してみるのは如何でしょうか。

《No.39 希望皇ホープ》《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
返し手のセットとなります。5000打点として【列車ドール】の《No.81 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ》やnsされた2800打点のクリフォートモンスター、その他高打点を処理する際に有用です。また攻撃力を上げなくともこのカードの攻撃中他のカードの効果を発動出来ないため、【シャドール】の裏側守備モンスターや《ファイヤー・ハンド》《アイス・ハンド》その他墓地に送られた時に発動する効果を無効化出来ます。どの型の【シャドール】に対しても非常に強いカードなのでこれも採用確定です。
また進化前のホープですが、先攻で《ソウル・チャージ》を絡めた大量展開をした際にモンスターが余った場合にインフィニティと共に立てておくことで相手の突破を更に困難にし、インフィニティの吸収効果とも噛み合うため覚えておくと役立つタイミングがあると思います。

《励輝士 ヴェルズビュート》
リセットカード。最強の返し手です。
今期はこのカードが採用されない、もしくはサイドからという構築が多く見られますが、僕はメインデッキに入れるべき性能を持ったカードだと考えます。
まず世間的に採用優先度が落ちている理由ですが、HEROの先攻展開を返せることが少ないということがあるでしょう。というのも、HEROが先攻ダークロウプトレマイオスをした場合相手の残りカード枚数は先攻手札5枚で消費3枚(アライブが絡めば2枚のことも)なので罠は最大2-3枚、エアーサーチを含めると計5-6枚になります。従ってアライブスタートでない限り後攻手札6枚からビュートの発動条件をそのままクリアすることは不可能となるわけです。
とはいえ対【星因子】【クリフォート】なら発動条件が満たせていることが多く、またこれらのデッキは《禁じられた聖槍》《サイクロン》だけでは厳しいと思われる枚数の罠が採用されているためミラーと対【影霊衣】以外では撃ちどころは多いです。ミラーでも《激流葬》を踏んでしまった返しにもなりますので全く撃ちどころがないというわけでもないですしね。
ではどうしてメイン採用なのか、ということについてですが、これは単純に上記のデッキに対しメインで落とさない為です。環境トップである以上サイド後には多数のメタが仕込まれている可能性が高く逆ストというシチュエーションは観念しにくいことから、特に【クリフォート】に関してはビュートが無かったから負けたという状況が多そうだということも考慮しています。HEROの盤面解決力の無さを補ってくれるカードであることもあり今回は採用確定枠としました。

《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》
何かしらの種類のカードを使用不能にする裏の切り札です。【影霊衣】対策としては最高の性能を誇ります。
今期はフリーチェーンが多く採用されている環境のため割と簡単に処理されてしまう都合上サイドでも良さそうに思いますが、メインサイドはともかく絶対に入れておきたい1枚です。

《深淵に潜む者》
フリーチェーンでそのターンの相手の墓地利用を封殺します。対【影霊衣】【海皇】で強いです。《E・HERO バブルマン》《ブリキンギョ》《旧神ノーデン》を素材にすると打点が2200になるのもかなり良いです。
特に【海皇】に対しては《皆既日食の書》等を撃たれてもそのターンは凌げるためかなりの性能を誇るため、サイドに入れておくと必ず仕事が出来ます。

上記のカードの中+ダークロウ2枚目、プトレマイオス2枚目から環境や罠選択に併せてメイン、サイドを振り分けていくことになるでしょう。
逆に不採用となった《鳥銃士カステル》等はプトレマイオスと役割が被ることが多いということがやはり大きいです。また最近《暗遷士カンゴルゴーム》がサイドに入っている構築を見ましたが、これも単体除去対策としては優秀なので【インフェルノイド】【海皇】の流行や流行の罠から採用云々を考えていくことになりそうです。
またチェンジ先で言えば《M・HERO アシッド》も非常に強い効果を持っているのですが、枠の都合上と、バブルマンをxyzに使わずチェンジした方が良いシチュエーションがあまり多くなかったため不採用としています。

・手札誘発
HEROはバブルマンのssの条件から手札誘発は採用が難しいです。先攻展開に合わせるなら《エフェクト・ヴェーラー》ではなく《デモンズ・チェーン》の方が強固であること等プランとの兼ね合いもありますしね。とはいえ《幽鬼うさぎ》は【クリフォート】、《アーティファクト―ロンギヌス》《応戦するG》は【影霊衣】【インフェルノイド】、《増殖するG》は【星因子】等に刺さります。僕個人の使用感としては、《アーティファクト―ロンギヌス》《増殖するG》は発動タイミングを自分で選べるため最悪の事故を回避出来ることもあり採用圏内かなと考えています。特に最近【星因子】が若干増えてきていますし、《増殖するG》は1-2枚挿しておくのが良さそうです。

・結び;今期の展望について
今期、新弾により分布が劇的に変化するかと思われましたが他のテーマの強化がそこまででもなかったこともあり傾向自体はそこまで変わっていません。とはいえ新規カードを得た【インフェルノイド】に対して脆さを見せる【影霊衣】は若干減ってきており、これはHEROにとっては追い風です。とはいえ【星因子】【クリフォート】も無理なく《激流葬》を採用出来るテーマなので脅威にはなり得ます。その点を考えると、今期は「《トリシューラの影霊衣》等のモンスター効果をどう止めるか」というよりも「魔法罠をどのように踏み越え、また割っていくか」という方向へ採用基準が若干シフトしていくのではないかと予想して、今回の考察を終えたいと思います。
ここまで長々と読んで下さった方、本当にありがとうございました。そして長文乱文失礼致しました。
また環境について考えたこと等あったら、HEROに限らず次期以降にまた更新するかもしれません。その時はまたよろしくお願いします。

それではまた…
posted by gaspard at 13:23| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今ヒーローを組んだばかりでわからないことが多く、この記事が非常に参考になりました
また記事楽しみにしてます。
Posted by 雷ウサギ at 2015年05月01日 10:12
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