2017年03月22日

【S2中盤使用構築】ウルガマンダ積み偽装受けサイクル【最高2022】

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こんにちは。gaspardです。


今回はS2で使用した構築記事となりますが、本記事に関しては中盤に2000を達成しただけの並びとなります。実は今シーズン、終了2日前にSM初の2100を達成しているのですが、その記事については今週末に開催されるオフで似たような並びを使用する関係上まだ公開できないので暫しお待ちください。
では何故没になった構築を態々公開するのかというと、2100達成構築が本構築の欠陥部分を埋めた結果生まれたものであり、そして一方でコンセプト自体は非常に興味深いものになっており地雷要素も多く示唆に富む構築になっていると判断したからです。ということで内容に入っていきます。


以下常体




まずバンク解禁後の環境を考えるに当たって、解禁前から多く対策必須のカプ・テテフと解禁後要素の砂ギミック、ゲッコウガに対しては特に隙を見せられないなと感じたため、これら全てに弱くない(明確に強いという訳ではない)HBベーステッカグヤを採用することを決定。テッカグヤの型がHBである以上テテフに対して後投げの利く駒がもう一枚必要だと判断し、サイコショック持ちまで考慮しても比較的受け出しが安定するHDポリゴン2も同時に採用、このポリ2カグヤの並びを受けの軸とした。一般的にはポリ2が物理受け、カグヤが特殊受けを任されることの多いこの並びにて役割対象を逆にすることで「誘って倒す」ことを目指した。
そしてこの2匹で明確に重くなってくるバシャーモ、毒守ヒードラン対策はドヒドイデに一任し、挑発カプ・レヒレや悪巧み霊獣ボルトロスも重いので受け選出のメガ枠としてフシギバナを起用。この4匹で環境に存在する有名な並びのほぼ全てを見ることが可能だと判断した。
ただここまで来ても重いのが受け潰し御用達ポケモンであるメガルカリオと剣の舞持ちメガリザードンX。これらに強く出ることが可能で、特性のお陰で後続の負担も軽減出来る2枚目のメガ枠両刀ボーマンダまでを確定とした。上からの圧力で一貫を作るのも容易、かつサイクル向きということでフシギバナとは異なり選出に組み込みやすい点も評価が高い。
実はこの時点でバンク解禁直後のほぼ全てのポケモンの主要な型をカバーできていたので@1を悩んだ結果、受け切る以外にも勝ち筋を用意し急所負けを減らすのが賢明だという結論に至り、多くのポケモンを無理矢理起点に出来ることに加え選出圧力も高く並びとしても綺麗になる襷ウルガモスを採用する、ということで6体が固まった。ウルガマンダという並びは縦の相性が優秀であることから積みサイクルで用いられるという先入観により、両者共に積みアタッカーであると誤認させることも狙っていた。
ということで以下個別解説に入る。


ボーマンダ@ボーマンダナイト

無邪気 威嚇→スカイスキン
捨て身タックル 地震 流星群 羽休め
メガ後;175(36)-193(220)-150-140-99-189(252)
調整
H 16n-1
A 耐久無振りメガルカリオを捨て身で確1
S 最速

最速両刀ボーマンダ。実は昨シーズンも採用しており調整も全く同じ。
Cに全く振らなくても無振りメガマンダ程度なら流星群で確定で落とせるので火力不足を感じることはなかった。
特殊炎技を切り羽休めを採用することでサイクルにかなり強くなり、捨て身の反動を回復する以外にも不意打ち択を作ることも可能。この技構成は非常に汎用性が高いと感じた。炎技が必要なのは主にテッカグヤへの交換読みをする場面だと思われるが、後述するこちらのテッカグヤの型が非常にミラーに強いものとなっている関係で欲しいと思ったことはほぼなかったと記憶している。
スキン補正が下がったとはいえ、様々なポケモンを恵まれた技威力と種族値から粉砕していくその姿はまさにエースと呼ぶに相応しい。


ウルガモス@気合の襷

臆病 炎の体
大文字 サイコキネシス 目覚めるパワー氷 蝶の舞
161(4)-x-85-187(252)-125-167(252)
調整
CSぶっぱ残りH(奇数)

襷ウルガモス。このようなステロも撒かない並びに抜きエースが入ってくることなどないだろう、或いは居てもZ枠だろうという相手の先入観を利用し、先制技持ちを残りの2体で処理した後に舞って全抜きを狙う。またさざめき持ち個体を考慮させることによりオニゴーリ入りの構築に対する選出圧力をも兼ねている。
サイコキネシスはバシャーモに抜群を取れる技、めざ氷は4倍勢への打点。スカガブの受け出しが予想される時は舞わずにめざ氷を撃って致命傷を与え襷を温存する等といった、襷ならではの立ち回りも可能で非常に使いやすかった。
また特性炎の体のお陰で、選出的に活躍が難しそうな場合でも襷を盾に2度の試行回数を稼いで51%で物理ATの火力を削ぐという荒業も可能。
レートでまともに使ったのは初めてだったが、選出圧力、決定力共に申し分なく、今後も7世代の中心に居座り続けそうなポケモンだなと感じた。


ドヒドイデ@氷Z(orゴツゴツメット)

図太い 再生力
熱湯 毒々 黒い霧 自己再生
157(252)-x-220(220)-73-167(36)-55
調整
B 11n
Hぶっぱ残りD

バシャーモとゲッコウガ、ミミッキュという通常であれば重くなりがちな連中に圧倒的に強い引きこもりポケモン。
7世代の受け系の構築はこいつのお陰で成り立っていると言っても過言ではない。というのも受け戦術においての究極の命題が「積みエースを如何にして止めるか」「定数ダメージを如何にして稼ぐか」である以上、この2つをそれぞれ黒い霧という技、毒タイプが入っていることによる毒必中という恩恵により同時に満たすドヒドイデというポケモンが弱い訳がないのである。
因みに毒々の枠はよく毒菱と選択、とされることが多いが、祟り目ゲンガーと組み合わせる等余程のシナジーがない限りはポリゴン2に通常毒を踏ませてしまったりクレセリアに状態異常が入らなかったりする毒菱よりは毒々の方が優先度が高いのかなと思う。というよりその方がドヒドイデ単体の強みを存分に生かせる。
持ち物に関しては、最初は毒と併せて定数ダメージで無理矢理ガモスやマンダの圏内に押し込むゴツメを採用していたが、途中からリザードン等への切り返しに使える氷Zに変更した。ただどちらも一長一短でヘドロも含め要検討。
いずれにしても、今後も積極的に使っていきたいと思わせる非常に魅力的な受けポケモンだという印象を持った。


ポリゴン2@進化の輝石

生意気 アナライズ
恩返し 放電 冷凍ビーム 自己再生
191(244)-100-113(20)-125-160(244)-72
調整
H 16n-1
HB A特化ガブリアスの逆鱗を2連続最高乱数以外耐え
残りD(HD;臆病リザYの晴れ放射+オバヒの乱数が丁度ずれる辺り)

6世代から信頼している特殊受け。その耐久は凄まじく、追加効果を引かれなければアナライズジバコに受け出してから回復しつつ余裕で打ち勝てる程度。それでいて物理にも対面で勝てる優秀さを併せ持つ。
特性をアナライズにした理由は簡単で電磁波、というより麻痺という状態異常が弱体化したから。ただこの副次的な効果としてHSゲンガーの身代わりを冷凍ビームや放電で確定で割れるようになったことから、ダウンロード個体と違い滅びゲンガーにキャッチされてもワンチャンス残せる(放電麻痺から裏で処理というルートを一応狙える)点は評価できる。
竜への打点となる冷凍ビームとガモス、テテフへの遂行技の恩返し、自己再生は確定で残りは上記の滅びゲンガーや相手のカグヤ対策となりうる放電とした。
特殊方面は物理に輪をかけて積み+Z技の飛んでくる頻度が多く、耐性がない単なる数値受けとしてのこのポケモンの価値は下がってしまったのかなと感じた。とはいえPT全体でテテフを誘うこと等もあって、HDだと察せられなかった場合こいつだけで詰む選出をされることもしばしば。そういう時は追加効果を引かないように天に祈りながら恩返しと冷凍ビームを撃ってました。
何だかんだ逆風でありつつもよく頑張ってくれた。


テッカグヤ@残飯

図太い ビーストブースト
ヘビーボンバー 大文字 宿り木の種 身代わり
195(180)-108-165(212)-128(4)-131(76)-86(36) ※A下降補正だが6V(王冠使用)
調整
A ヘビーボンバーでH振りボーマンダの身代わりを確定で壊せる
H 16n+3(残飯回復12*4=身代わり分の体力48)
B 11n
C 宿り木*2+大文字で無振りドリュウズが超高乱数
S カグヤミラー他S60族近辺を大体抜ける

物理受け。それなのに身代わりで自分のHPを削っちゃうカグヤ。
これには当然意味があって、カグヤミラーで一方的にアドバンテージを稼げるのは勿論のこと、舞ってくる耐久振りマンダに体力を残して勝てる可能性がそこそこ高いことを評価してのもの。つまり、身代わり羽休めの択に勝って相手のマンダに宿り木が入った状態にて身代わりとヘビボンを交互に撃つことで、被ダメを身代わりのHP分に抑えつつ羽休めのPP切れを狙えるのである。この戦術の強いところは、相手側がこちらの意図を察知したところで、交換際に身代わりを残せてしまえば下から別のポケモンに宿り木が入るだけであるためもう手遅れだという点。またガブリアスの岩石封じ程度なら身代わりが余裕を持って耐えるので、とにかくステロを撒いて退場したい相手に予想外の負け筋を踏ませることも可能。
残りの技構成は大体威力120で撃てるヘビーボンバー、サブウェポンとしての文字と回復ソースの宿り木。性格を腕白にしてサブウェポンを地震にすることも考えた(→ヘビボンの火力が上がる)が、ドリュウズへの遂行という観点からは文字にしないと技威力が足りず、Sも妥協出来ないため、仕方なくA下降補正をかけてのヘビボン文字両採用になっている。因みにC無振りラスカノはHDマンダの身代わりを確定で壊せないので採用候補にすらならない。
身代わりを持ったカグヤは何かと器用な立ち回りが可能でかつ詰め性能にも優れるので重宝したし、このような型がもっと増えてもいいと思った。


フシギバナ@フシギバナイト

生意気 葉緑素→厚い脂肪
ヘドロ爆弾 地震 宿り木の種 光合成
187(252)-121(4)-156(100)-152(76)-165(76)-90 ※めざ炎個体、王冠使用
調整
HD 特化リザYの晴れ下オバヒを確定耐え
C 204-100マリルリにヘドロ爆弾での最低ダメージが156(=太鼓→オボン消費後の大体のマリルリを確定)
B残り、端数A

電気、フェアリー受けが可能で攻撃性能にも優れる2枚目のメガ。ORAS時代から愛用している調整。
ガモス受けをドランに任せている構築であれば絶対に選出されるので、どちらのメガを出した場合でも打点を持てるよう地震を採用。ヘド爆、光合成も確定で残りはいろいろ候補があるとは思うが、今回はエアスラ持ち以外のカグヤを耐久で押し切ることが可能である等サイクル以外でも使い勝手の良さそうな宿り木を採用。カグヤの身代わりともシナジーがある。
地震はドラン以外にもゲンガーへの打点ともなるため何かと便利で、ゲンガーと1:1交換して裏のカグヤで詰める等の立ち回りを可能にした。
構築全体で重めなレヒレに受け出しが利くものの、カプZで後続圏内に入れられるとギガドレを切っている関係上そのまま負ける可能性もあるためその辺りの立ち回りは慎重に行う必要がある(一度ドヒドイデでZ技を受ける等)。
とにかくBD両方面で硬く、宿り木光合成での詰め性能も目を見張るものがあったため今後ともお世話になりそう。


基本選出は特になかったが、選出段階で「ウルガモスが通せる並びなのかそうでないのか」を即座に判断しそこから3匹を決めていくことが多かった。積み+Z技は数値で受けると即死するので出来る限り半減以下に抑えることを心掛け、受け寄りの選出であっても積極的な交代読みで被弾回数を減らすことは何よりも重要だと考え立ち回っていた。



本構築の反省点

バンク解禁直後の環境には明確に適応できており、実際76戦という急所被弾等で試合数がかさみやすい受けサイクルにおいては極めて少ない試合数で2000を達成できたことがそれを物語っている。一方でギャラグロスの台頭後の環境ではあまり受けが利いている構築とは言えず、特にメガギャラドスが非常に重い。また雷パンチ持ちメガメタグロスに関してはHBテッカグヤに対して確2のダメージを出してくるのでこれも受かっていない。これらについてはメガバナの地震or宿り木→ギガドレとすること、或いは雷パンチ持ちの時点でバナの弱点が突けないと判断して並びで対処することにより一応は解決するのだが、それに加えて呪い痛み分けミミッキュの存在が非常に悩ましかった。下から行動することの多いこの構築ではやりたい放題されてしまうため回復技のPPを枯らされて負け、というような展開も普通に考えられ、これが決定打となって本構築は解散となった。


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ということで構築については以上となります。構築自体は没にはなったものの、単体では様々な構築に組み込める個体を多く採用できたこともあって内容としては割と濃いものだったのではないでしょうか。


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次回、今週末のオフが終わり次第、シーズン最終盤に使用し2100を達成した構築記事になります。本構築の欠陥部分をどのように修正したのかという部分に着目して、次も読んで頂ければ。

長文乱文失礼しました。

posted by gaspard at 21:43| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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