2017年08月16日

10パートナーズ大会"Reliable Partner Cup"振り返り②;メタ張り/試合経過~前編~

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こんにちは。gaspardです。

今回もサイバードさん主催の10パートナーズ大会についての記事になります(前回の記事で主催に触れないという痛恨のミス。申し訳ない)。5人の総当たり戦だったため全4試合、このうち本記事では前半の2試合について事前準備と試合経過、振り返りを行っていこうと思います。かなりの長文になるのでご容赦下さい。


以下常体



1.vs Kathyさん


対戦相手のベストパートナー;メタモン
10パートナーズ;ボーマンダ、化身ボルトロス、ヤドラン、ゲンガー、水ロトム
        ハピナス、キノガッサ、バシャーモ、バンギラス、ガブリアス


いきなり初対面の方との対戦でびっくり。ただPT相性で言えば五分かこちらの微有利。

若干有利だと感じた理由としては、こちらの瞑想挑発カプ・レヒレが全然止まらないなと感じたから。通常は対面有利なゲンガー、水ロトム、化身ボルトロスも調整次第では返り討ちに逢うし、ミストフィールドのお陰でキノガッサ対面ではこちらとしてはギルガルド引きが最安定行動となる。同様に刺さりの良好なカプ・コケコを受けるために出したハピナスがカプ・レヒレ後出しで起点にされる、みたいな展開は相手としても何としても避けたいはず。そこから並びを予測していくことにした。

まず出てくる確信があったのはバシャーモ、化身ボルトロスの2匹。バシャーモは前記事でも触れた通り僕の10パートナーズ(トップ画像参照)にかなり刺さりがよく、レヒレにも草Zか電気Zを持たせることで割と有利。またそこを警戒させて化身ボルトにバトンして全抜き、というルートも見えるため脅威になってくる(バシャーモがバトンする[=技範囲を狭める]のは刺さりの良さを自分から捨てていくことになるので、Zの方が可能性としては大きめ)。ボルトロスの技構成については10万/目覚めるパワー氷/悪巧みまで確定として残りはヘドロウェーブ、気合玉の選択だと思われる(それぞれカプ・ブルル/バンギラス意識)。

さらに準確定枠が水ロトムorキノガッサのレヒレ対策枠。化身ボルトロスに電磁波を採用するスペースがなく、従ってボーマンダ対策が若干甘めになってしまうことを考えると目覚めるパワー氷持ち水ロトムの方がより来そうか。そしてここまでで鬼羽リザX+瞑想レヒレという有名な並びがやはり重くなってしまうのでそもそもリザードンを呼ばない、或いは選出されても問題ないようにする枠として対面処理用の凍える風持ちCSメガゲンガーかスカーフガブリアス辺りが来る可能性が高いと予想(本線は安定感を重視してスカガブか)。これに加えて自由枠とBPであるメタモンが来ると考えた。逆に、ボーマンダ/ヤドラン/バンギラス/ハピナスは、全て重めなレヒレに対して明確に不利なポケモンであり他にも僕のパートナーズに通すにしては問題が多いので抜けてくると確信していた。

ここまでの考察、被選出予想をまとめると

メタモン(BP)/バシャーモ/化身ボルトロス/水ロトム(orキノガッサ)/ガブリアス(orゲンガー)/自由枠

といった感じ。自由枠に関しては、ガブリアスにスカーフを渡してしまう関係上、こちらの自由枠が砂掻きドリュウズだった場合にメタモンで同速勝負をするのはあまりに危険(←襷はステロで潰れる可能性が極めて大きい)なので砂エースに弱くないポケモンと予想。ただ、パートナーズの持ち物やそもそも準確定枠をどちらにするかで重い所や戦略ががらりと変わってくるのでこれ以上は絞り切れなかった。


これを踏まえてこちらの選出を決めたいが、ここで真っ先に思い付いたのが自由枠。ガブリアスはほぼスカーフ確定である=積み技がないということで、数値受けを崩すのをバシャボルト(主に悪巧みボルト)に依存していることに着目し、HBベースのメガフシギバナが刺さるのではないかと考えた。ゲンガーが居なければ高確率でこいつで詰めて行けそうなので、取り巻きはメガゲンガーに弱くならないように決めていった。ということでこちらの並びが以下の通り。


リザードン@X石(BP) 陽気hAs フレアドライブ 逆鱗 地震 竜の舞
カプ・コケコ@気合の襷 臆病CS 10万ボルト マジカルシャイン 身代わり 瞑想
ポリゴン2@進化の輝石 図太いHbd 冷凍ビーム シャドーボール 自己再生 電磁波
ギルガルド@命の珠 意地っ張りhAs シャドークロー 聖なる剣 影撃ち 剣の舞
カプ・レヒレ@食べ残し 図太いHbs 波乗り ムーンフォース 黒い霧 守る
フシギバナ@石(自由枠) 図太いHbc ギガドレイン ヘドロ爆弾 眠り粉 光合成


レヒレの型については、散々刺さっていると言っていた瞑想型はメタ対象になっている上に本来のバシャーモ受けとしての役割を果たせなくなってしまうことから不採用で、代わりにZ透かしの守るを採用した残飯持ちにした。バシャーモの持ち物が草Zの場合元の技はソーラービームになるはずなので、一度Zを透かしてしまえば後は溜めを見てから守ればよいので双方のPP的にも完封が可能。フシギバナに関しては吊り出された場合の起点回避の為に眠り粉を採用し残りはテンプレ。
コケコの持ち物と技構成がアンチシナジーなのについては水ロトム対面でのZ透かし(あわよくば状態異常技をほぼ無償で透かすこと)を意識しており、持ち物の襷は当然バシャーモ、ガブリアスとの対面を想定し両対応が可能となるように。最後にガルドの持ち物について、以前構築記事でも触れたが、こいつの珠影撃ちはCSメガゲンガーに対して超高乱数1発であり、前記事でもあるように僕の10パートナーズにはCSしか来ないと考えていることからもかなり刺さると予想していた。
基本選出というものは特に設けず(相手の並びによって通せるポケモンがかなり変わってくるため)、その場で頑張れるような型のポケモンを多く連れて行ったつもりである。因みにリザードンは高確率でお休みです。



そして当日のお相手のPTが…

メタモン(BP)/クレッフィ(自由枠)/ゲンガー/バシャーモ/キノガッサ/ガブリアス


電気枠が居ない…()
ただ被選出予想自体はかなり当たっており、ゲンガーと自由枠クレッフィ以外にはフシギバナの通りも良好なので確実にメガゲンガーは来ると考えられる。また自由枠クレッフィについて、クレフゲンガーの並びはこちらの守り神2匹でかなり牽制できているので正直選出可能性は低いと予想。こちらに刺さっているバシャーモ、メガゲンガー+1匹、と考えた場合に明確にギルガルドが刺さるので、他は対面で強めなカプ・コケコ、カプ・レヒレを選出して対面勝負を制することにした。

試合展開としては、初手コケコゲンガー対面でこちらのヘド爆読みガルド交代が通り、珠影撃ちで無償突破。次に出てきたバシャーモも影撃ちで削って退場、Zストーンエッジをレヒレの守るで防ぎ、削れたバシャーモとラストのガブリアスをムーンフォースで処理して勝ち

こちらの理想通りの展開で完勝という表現をしてもいいくらい。型がしっかり嵌って勝てた、メタゲームらしい試合だったと思う。感想戦でもKathyさんは「レヒレの守るが強すぎた…」と仰っていた。非常に幸先が良い。



2.vs あらいさん


対戦相手のベストパートナー;ドリュウズ
10パートナーズ;ボーマンダ/バンギラス/カバルドン/フーディン/カプ・テテフ
        ウルガモス/スイクン/霊獣ボルトロス/ギルガルド/ムーランド


この方も初対面。後半に知り合いとのカードを固めていくスタイル。
お互いのパートナーズを見た際の印象として、こちらに砂の刺さりが悪すぎる一方で裏選出たるボルトスイクン+ガモスの刺さりが信じられないほど良く、従って相性としては五分五分。言うなれば砂を出すかどうかのじゃんけん。

Kathyさん戦での考察でも触れたが僕の並びにはボルトの刺さりが良好で、またそれ以上に刺さっているのがガモス。炎技/虫のさざめき/破壊光線/蝶の舞@ノーマルZで全てのポケモンに対して大ダメージを期待出来る上に、こちらのバンギラスが相手の並びに刺さっていない(というよりどこから格闘技が飛んでくるかわからず出すに出せない)ことまで読むならさざめき→目覚めるパワー氷で本格的に全抜きコース。そのためボルトガモスの両者に強くステルスロックを撒けるガブリアスの扱いがこの試合では特に重要になってくる。またそれに関連して、ガブリアスに強めなスイクンの処理もこちらの若干火力不足なパートナーズでは覚束ないのでしっかり考えたいところ。

さらに考察を進めると、仮にボルトスイクンガモスを囮にして砂を通してくるのであれば砂始動はバンギラスではなくカバルドンで確定させていた。これはこちらのパートナーズに対する行動保障を考えた場合にリザYの気合玉、ガルドの聖剣に怯える必要がないカバルドンの方が安定感があるとの考えに基づく。そして選出択に持ち込むためにカバドリの並びは確実にPT画面には居る(100%選出しないと決めていたとしても)と予想。これ以外の5匹に関しては、ギルガルド/バンギラスについては刺さりが悪いので確実に外れてくるのと、カプ・テテフは役割破壊Z以外で来ることはなく、Zを撃ちたい相手の弱点があまり被らないことに加え自身のSも足りていないので優先順位としては低め。残りのフーディン/ムーランドに関しては技の通りが微妙なので来ても困らなさそうだと判断した。唯一ボーマンダに関しては、対面でリザYに強い駒として選出画面で圧力を与えるべく手持ちには居る可能性があり(調整次第では選出可能性も)、その場合ボルトスイクンの何れかが外れて入ってくることになりそう。

従ってこちらの被選出予想としては

カバルドン/ドリュウズ(確定)/ウルガモス/(ボーマンダ/霊獣ボルトロス/スイクンの中から2匹)/自由枠

といった感じ。自由枠予想として最もありそうなのがバトン持ちバシャーモで、相手のボーマンダが抜けてくる場合はメガで確定させて良さそう。それ以外は正直読めなかったが、砂対策となるこちらのリザードンY/ボーマンダ/テッカグヤのうち複数体に強い枠が来るとは思われる。


これを踏まえて考えるが、正直ウルガモスが重い時点でガブリアス、ミミッキュの2匹は採用確定。そして両者に削り要素を多く採用することで、砂メタとしては最高クラスに鬱陶しいポケモンである、自由枠フェローチェの全抜きをサポートする。こいつの持ち物についてはカバルドン対面で欠伸を貰いつつ蝶の舞の起点に出来るラムの実で決定した。取り巻きに関しては、前述の考察で多くのポケモンを切ったとはいえ見えているテテフーディン等に隙を見せるのもアレなので広く対応出来るものにすることを心掛けた。ということで今回使用する並びは以下の通り。


リザードン@Y石(BP) 臆病hbcベース ニトロチャージ 火炎放射 ソーラービーム 目覚めるパワー氷
ガブリアス@ヤチェの実 意地っ張りhbs ステルスロック 吠える 地震 岩石封じ
ギルガルド@呪いのお札 冷静HC シャドーボール 影撃ち 目覚めるパワー氷 キングシールド
ミミッキュ@霊Z 意地っ張りAS シャドークロー 影撃ち じゃれつく 呪い
カプ・レヒレ@達人の帯 図太いHbcs 波乗り 冷凍ビーム 自然の怒り 挑発
フェローチェ@ラムの実(自由枠) おっとりCS 飛び膝蹴り 虫のさざめき 冷凍ビーム 蝶の舞



リザードンに関しては(砂ではほぼ来ないと思っているので)メガボーマンダに対面で勝てる程度のHB方面を確保したY石で採用し、ガブリアスは砂が来ても来なくても確実に出せるようにするためにHBベースでどんな型のドリュウズに対しても起点にならないように。持ち物はステロで襷が潰れても確実にガモスに対して切り返しが出来るように(並び的に目覚めるパワー氷を持っているならレヒレ用にZは温存すると読んで)ヤチェ。ミミッキュの呪いはスイクンへの削りを意識している。
またレヒレの型について、ボーマンダへの打点の確保とドリュウズ、自由枠バシャーモへの切り返しを両立した上でスイクンへの削りも意識した欲張りなものになっているが正直選出するかは微妙。
後は前述のフェローチェとテテフ対策兼マンダに起点にされない型のガルドを補完として添えて完成。
今回はガモスさえ削れてしまえば明確にフェローチェが刺さるため、こいつを出す場合の選出はガブ+ミミッキュ(orレヒレ)+フェローチェで確定で、相手の並び上リザやガルドを通せそうならそれも十分選出候補になってくる。



そして当日のお相手のPTが…


バンギラス/ドリュウズ(BP)/ボーマンダ/ウルガモス/スイクン/ドサイドン(自由枠)



まさかの砂始動要員バンギラス。加えて自由枠が明確に砂対策ポケモン(特にテッカグヤ、リザY)に不利を取るドサイドン。その他は予想通りだったが外れた部分が予想外すぎて結構困った。
とはいえ自由枠ドサイドンもフェローチェに強い駒では決してなく、予定通りステロ+吠える+呪いによる削りからフェローチェで抜いていけそう。蜻蛉持ちフェローチェを考えると初手バンギは難しそうなのでガモスorスイクンからと読んでガブリアスから入り、残りをミミッキュとフェローチェで確定した。スイクンのミリ耐えからのミラーコートに注意すべく、フェローチェスイクン対面は確実に落とせるまで強気に蝶の舞を積んでいく(零度は考慮しない)ことに注意したい。


試合展開としては、初手ガブ対ガモス対面で出し勝ったことが非常に大きく、スイクン引きに合わせてステロ。そこから呪いを入れるためにミミッキュに引いて呪いを撃つと、ガブを受けるためにスイクンを残しガモスを切ってきてくれたのでじゃれ+影撃ちで落としドサイドンと対面。呪いで切って退場する。チョッキ
意識(冷凍ビームを耐えられると負け)でガブで地震を入れに行くと弱点保険が発動、返しで+2冷凍パンチを撃たれるもヤチェ込みで耐える。そのまま定数ダメでドサイドンが落ち、スイクンにガブでさらに削りを入れてラストのフェローチェのさざめきで落として勝ち


初手の出し勝ちがかなり大きく、また砂対策のガブの調整及び持ち物が予期せぬところで生きた形となった。結果的には定数ダメのオンパレードでフェローチェの仕事はほぼなかったような様子だったが、自由枠選択も含めて構築は間違っていなかったように思われる。
それと感想戦にて、砂始動バンギについてその理由を尋ねたところ、コンセプトとしては砂偽装の舞うバンギだったそうなのでまあこちらの事前考察は遠回しに当たっていたのかなと感じた。2連勝出来たのは非常に大きいので、ここから全勝で優勝を狙っていきたいと心に決めた。



3.本記事のまとめ



以上、前半2試合の模様でしたが如何でしたでしょうか。両方ともメタゲームらしく変な型のポケモンやコンセプトのぶつかり合い等がある興味深い試合で、かつそれを良い形で制したのは自信になりました。ここの被選出パターンや感想戦での情報を後半戦でのメタに繋げられたのか、或いは「序盤元気」でしかなかったのか。次の記事でその答えについて言及していきたいと思います。


ということで次回、振り返り記事後半戦にてお会いしましょう。


長文乱文失礼しました。それでは。
posted by gaspard at 13:18| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

10パートナーズ大会”Reliable Partner Cup”振り返り①;パートナーズ選定理由等

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こんにちは。gaspardです。

今回はレートの構築記事ではなく、最近参加した10パートナーズ大会に関する記録のようなものになります。正直あまり需要はないとは思いますが、メタゲームをやる際の思考整理の一例として残しておきます。

全3記事の予定で、今回が10パートナーズの選定理由を中心とした試合前準備に関する部分、次回と次々回が実際の試合の模様になります。割と長めの記事になるのでその点注意してお読み下さい。


以下常体


1.ベストパートナーについて


本大会では通常の10パートナーズルールと異なりベストパートナー(=PTに必ず採用しなければならない枠。10パートナーズにはカウントされない。以下BPと略す)1体を決定しなければならない。その際僕がBP候補として考えたポケモンはボーマンダ、リザードン、テッカグヤの3匹。これらのポケモンに共通する特徴として、BP枠で地面の一貫を切れ、型が豊富で技範囲も広く、それ故被選出可能性を完全に切ることが出来ない、というものがある。このうち僕は一番相手の型を誘導して勝ちに繋げやすいだろうという判断でリザードンで確定する。というのも、リザードンは「対策しようと思えば出来ないことはない、ただ対策を薄くすると負け確定」という程度のパワーを持ったポケモンである(型に依らずスカーフガブリアス、スカーフウツロイド等には手も足も出ない等)。だからこそレートではそれ読みのヤンキー行動を受けやすい傾向にあるが、一方でメタゲームにおいては一戦必勝という性質上、至る所に対策を敷き詰めておけば勝てるので、それなら対策するよなといった感じで、詰まるところ「対策可能な程度の強さ、圧力」が功を奏しメタゲーム向きのポケモンに昇華させられるのである。

一方でボーマンダはその数値の高さ故メタを超えた調整が生まれる可能性があるが、逆に言うとそれに依存したPT構築をしなければならない可能性もある(=そうしないとBPに選定する必然性がなくなる)ため、相手のメタの深度次第で勝率が変わってしまう。安定感を求められるメタゲームにおいては性能として「優秀すぎるが故に」微妙だと判断した。
またテッカグヤに関しては、Z技とボディパージという積み技及びビーストブーストという特性による抜き性能、宿り木守るでの詰め性能の両方を有し、それが選出画面でほぼ読まれないことは非常に評価が高いが、様々なPTパターンを考えた際、抜きエースにするにしては技スペースが足りないケースが多く選出した他の2匹に負担を掛けてしまう懸念があったためBPとしての採用は見送った。

結局のところメタゲームは相手の対策を看破すればそれを対策することで容易に勝てるのであり、その一点に力点を置くのであればリザードンかな、といった判断になった。ただ他の2匹も候補に挙がるくらいには評価の高いポケモンであり、これらをパートナーズに採用するところから10匹の選定が始まった。



2.10パートナーズについて


上記の通りボーマンダ、テッカグヤをパートナーズに入れることは確定事項として、そこから取り巻きを固めていくことに。方針としては、タイプ被りをあまり気にせず、選出誘導を掛けてそこで出てくるポケモンにしっかりと勝てる対応範囲の広めなポケモンを多く採用するということ。その際早期に採用が確定していたのはミミッキュ、カプ・コケコ、カプ・レヒレの3匹。3匹とも型が豊富かつメタゲームで腐りにくい技を多く有し(ミミッキュ;道連れ、呪い、鬼火/カプ・コケコ;両壁、挑発/カプ・レヒレ;両壁、挑発、黒い霧)、それぞれBPであるリザードンとの並びの相性も悪くないということでここは迷わなかった。特にカプ・レヒレについてはBPをリザードンにしたせいで確実に重くなるであろうバシャーモを牽制する駒として優秀で、こいつを見ても選出されるバシャーモは雷パンチ持ちかZソーラービーム持ちと確定出来る(ボーマンダまで見ると特殊型の草Zの方が可能性としては大きめ)ため前述の性能と併せてメタゲームを優位に進めることに繋がる。

残り5匹については補完で決めていったが、地面枠はメタゲームでの信用度の高さ及び相手のリザードンへの牽制の意味も込めてガブリアス一択。また、ここまでCS凍える風メガゲンガーや特殊メガボーマンダ、電気Zカプ・テテフ辺りが結構辛そうだったので、そこを安定して受けつつ切り返しも狙いやすくギミックとも絡むポケモンとしてギルガルド、ポリゴン2、バンギラスを決定。ポリゴン2はトリックルーム展開、バンギラスは砂展開も匂わせることが出来るのでメタが読みやすくなる。

最後の1枠は、ここまで水の一貫が凄まじかった上にそれに対する切り返しの手段に乏しいことを問題視し、キノガッサにも強めな草枠から考察していたが、ジャローダとカプ・ブルルの2択で技範囲の広さとPTとの相性からカプ・ブルルに決定。しかしこの枠は正直身代わりボーマンダに怯えずジャローダにした方が良かったと後に後悔することになる…()


こんな感じでパートナーズを決定した。結果的にフェアリー4枚飛行3枚と非常に偏ったパートナーズになってしまったが、そこまで含めて計算ずく。例えばこの並びを見て出てくるゲンガーはCS振り@メガ石の凍える風/気合玉/ヘドロ爆弾/シャドーボールのフルアタ構成か催眠祟り目のテンプレくらいしかないといったようにかなり技構成等含めて選出誘導をかけられる並びに仕上がったと思うので、後はそこにメタを張っていくだけだなと考えていた。今振り返っても、”草枠以外は”自分でも納得の行く綺麗な選定が出来たと評価出来る。



3.本記事の結びに

ということで1つ目の記事は如何でしたでしょうか。正直僕の「対策を誘って倒す」という考え方はメタゲームにおいて(普段のレートでも)王道を行くものでは決してありませんが、それでも一つの方法としてはありなのかなと思っています。この記事を最後まで読んで下さった方にとって何かの参考になれば。

次の対戦内容についても出来るだけ早く上げたいと思います。その際はまたお読み頂ければと思います。


それではまた次の記事でお会いしましょう。













???「ところでS4の構築記事ってどこ?2100目指すって言ってたよね??」

僕「……」
posted by gaspard at 17:13| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月20日

S3中盤~終盤使用構築;†全能の蛸†(最高最終2001[サブROMで使用]、第二回バトンタッチオフ準優勝)

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こんにちは。gaspardです。

今回はS3の構築記事第二弾、オクタンをエースとした構築となります。これに関してはS2中盤くらいから煮詰めては居たのですが、晴れて2000に到達させることが出来たということで記事に纏めたいと思います。因みにこれはタイトルにもある通りサブROMで使用した構築になりますが、S3の“lisa☀gsp”ROMは全てオクタン入り構築で潜っていました。ORASの時から好きなポケモンだったのでこれに関しては素直に嬉しかったです。
※上の画像はS3で2000に到達した時の並び。バトンタッチオフの際はボーマンダ→ガブリアス@気合の襷、ジャローダ→水ロトム@水Zで使用


以下常体


オクタンを使うにあたって考えなければならないのは「相手がどのようにムラっけ展開を対策しているか」「起点作成役を如何に確実に活躍させられるか(=起点作成役がそれであると読ませない、或いは起点作成役が安定して起点を作成出来る並びにする)」の2点であった。特に前者に関しては、負け筋を潰しさえすれば運ゲーの中でもかなりの安定感を誇るギミックなだけにかなり大きいと感じていたが、ここについて僕の中での結論は

・呪いミミッキュによる流し
・アシレーヌによる滅び、アンコでの流し
・カバルドン等で吠えることによる展開阻害
・先制技(ルカリオの真空波、ギルガルドの影撃ち、ハッサムのバレットパンチ等)で身代わりのないところに攻撃(正面突破)
・カプ・レヒレ、ドヒドイデ等で黒い霧をして能力変化リセット、裏で処理

の5種がメジャーであるというところだった。加えて汎用性のある対策として「守るに合わせて必中Z技をヒットさせ次の攻撃で落とす」というものもあったのでそこも当然考慮する。このうち4つ目はオニゴーリと違ってオクタンなら全て等倍で抑えられるのでさほど脅威ではないと判断。他の項目に該当するポケモンに負担を与えられる技構成、並びにすることで再展開から勝っていけると考え細部を詰めていった。


では以下、個別解説に入る。



ボーマンダ@ボーマンダナイト

陽気 威嚇→スカイスキン
捨て身タックル 身代わり 竜の舞 羽休め
191(164)-177(92)-150-*-110-189(252)※メガ後
調整
H 16n-1
HB A188霊獣ランドロスの岩石封じを威嚇込みで身代わりが最高乱数以外耐え
S最速、残りA

オクタンの裏から出てくるエース枠、最速舞ボーマンダ。かなり火力を削っているため舞う前提の動きをすることになる。マンダゴーリならぬマンダオクタンのような出し方も可能だが、どちらかと言うとオクタンで荒らしてマンダで〆るルートを取った方が上手くいく気がする(オクタンの処理で相手が疲弊している、熱湯火傷ダメを身代わり羽で稼ぎ圏内に入れる動きも可能etc.)。
因みに舞う個体なのに最速にしている理由はジャロバシャバトン対策。初手マンダジャロ対面で身代わり(睨み透かす)→竜舞(恐らく襷を盾に挑発される)と動くことで裏の影分身バシャーモまでしっかり見ることが出来る(それで取った試合が2試合ほど)。ただその場合最速ジャロ抜きで良いような気もしないでもないが、相手の最速両刀マンダに若干打点を持てる可能性を残せるから、という理由になっていないような理由で最速のまま使っていた。正直ここについてはもう少しいい調整があったかもしれないと思う。
久しぶりに舞うマンダを使ったが、無難に強くて安定感があった。


ギルガルド@命の珠

意地っ張り バトルスイッチ
シャドークロー 影撃ち 聖なる剣 剣の舞
163(220)-112(252)-171(4)-*-172(12)-83(20)
調整
ダウンロード調整
S 4振りバンギ抜き
Aぶっぱ、残りH

結果的にメインROMと同じ軸となってしまった、マンダガルドの片割れ。メインROMとは異なる色違い個体(2体目)。
最近の物理ギルガルドは霊Zを持って有利対面から交換先に負担を掛けていく立ち回りをすることが多いが、本構築のギルガルドはその一般論に従って一度居座ってくるCSメガゲンガーを逃さず狩るために命の珠を持たせている(CSメガゲンガーに対して珠影撃ちが134-158ダメージ、最低乱数以外一発)。この動きは面白いように決まってくれて、環境メタとしてしっかり嵌ったと思っている。
珠を持たせたものの耐久面も確保したかったため可能な限りSを削ってHに回しているが、珠ダメを抑えるH159調整の方が良かったかもしれない。
キングシールドのないギルガルドを使うのもこれまた久しぶりだったが、物理ガルドの影撃ちはなかなか先制技とは思えない火力があってその他抜き性能についても申し分なし、かなり強かった。


ジャローダ@気合の襷

臆病 天邪鬼
リーフストーム 蛇睨み 挑発 ミラーコート
181(244)-*-115-95-117(12)-181(252)
調整
H 奇数最大値
S最速、残りD(ダウンロード意識)

起点作成役一枚目、HS襷ジャローダ。技構成も調整もテンプレ通り。
こいつにより初手のアシレーヌ出しを牽制し後述のリザードンの遂行を助けるという部分と、オクタンの天敵であるキノガッサに対して胞子無効かつ後出しが可能という部分から採用しない手はなかった。
地面に通る麻痺撒きは強い。かといって放置されるならリフストでの全抜きも視野。弱い訳がない。正直そのくらいしかコメントすることもない()


リザードン@リザードナイトX

陽気 猛火→硬い爪
ニトロチャージ ドラゴンクロー 鬼火 羽休め
179(204)-151(4)-137(44)-*-106(4)-167(252)
調整
HB 意地鉢巻ガブリアスの逆鱗を火傷込み確定耐え(目安)
メガ前ダウンロード調整
S最速、残りA

鬼羽リザードンX。6世代からの相棒にしてこのPTの起点作成役兼裏エース枠。
ジャローダで起点作成する並びに見えることから初手で電気枠及びマンムー等を呼びやすいのでそこに刺さっていく鬼羽型での採用で、対面で霊獣ボルトロス、カプ・コケコ等を処理して裏の物理アタッカーに鬼火を入れて退場というのが理想的な流れ。コケコランドグロスを一枚で見られる駒でもあり非常に優秀。
初手出しすることが多くまた鬼火という命中不安技を軸とする型であることから外しが負けに直結する。逆に言うと当てればその後の展開が非常に楽になり、後続のオクタンやギルガルドで詰めるという動きにも繋がっていくので本当にお祈りである。
こいつに関しては使い慣れた型であることから非常に扱いやすく強かったが、ステロ大流行のシーズンということもあって体力管理には細心の注意を払う必要も常に感じていた。


ミミッキュ@ゴーストZ

意地っ張り 化けの皮
シャドークロー 鬼火 電磁波 呪い
131(4)-156(252)-100-*-125-148(252)
調整
ASぶっぱ残りH

起点作成役3枚目、鬼火電磁波両搭載ミミッキュ。
1ウェポンがじゃれつくでないこと、そして持ち物が気合の襷でないことの理由は相手の呪いミミッキュ等流すためのポケモンの対策をしたかったから。Zはシャドークローではなく呪いに対して使うことが多く、Z呪いで体力を少しでも残すことが出来れば後に相手のミミッキュにオクタンを呪われても再展開すべくこいつを捨てるという動きが可能になる。また相手がトレースポリ2でオクタンを対策している場合も複数回流せるようになるのでこちら有利の展開に持っていきやすく、その点でもZ呪いは非常に使い勝手が良かった。また性格を陽気にしなかった理由としては無振りカプ・テテフをZを使わないシャドークローで確実に落としたかったからということになる。
一度の行動保障から足、或いは火力を削いで裏に繋ぐ動きを襷を持たずして行えるこのポケモンは非常に優秀だったが、鬼火、電磁波共に命中不安でありここも自覚が問われた。


†オクタン†@食べ残し

臆病 ムラっ気
熱湯 種マシンガン 身代わり 守る
177(212)-111-97(12)-126(4)-99(28)-106(252)※A個体値29
調整→http://gaspardutd.seesaa.net/article/448911960.html参照

今回の主役。金色の蛸。
オニゴーリと異なりアシレーヌのうたかたのアリアが半減なので、環境でムラっ気ポケモンを生かすならこいつの方が強いかなと勝手に思っている。一方でアシレーヌ(及びカプ・レヒレ)に一致で弱点を突けず相手側が受け出しから対策するのが安定、と思われているところに刺していける種マシンガンは非常に強く、Aが上がろうものなら滅んだり黒い霧や挑発をしたりする前にアシレーヌやレヒレを出落ちさせることさえ可能(何度もやった)。
熱湯という物理アタッカーを3割の確率で起点に変える魔法の技を搭載しているおかげでゴーリ以上の「運勝ちメイカー」だったのはかなり面白かった。また単体考察の記事にもある通り起点作成役の鬼火、電磁波等の後に受け出しから嵌めていく動きが可能で、その関係上数的不利を取らない状態で展開出来ているので様々な流すギミックに対応して再展開、という形から相手を疲弊させられた。
色粘りしただけのことはあって割と熱湯の火傷率等自覚に関しては優秀だったのだが、唯一玉に瑕なのが命中下降をよく引いていたこと。無駄に負け筋を作るからやめてもらいたいがまあそんなことも言っていられないので…
本構築のエースとしてよく頑張ってくれた。


選出、雑感

アシレーヌが非常に多いシーズンだったなと感じた。そのため、最初は対策として水ロトムを採用していたものの、耐久を生かして突っ張ってくるパターンが嫌でジャローダを投入。これが嵌ったように感じられる。
逆に呪いミミッキュとはそこまでマッチングしなかった(数自体少なかった?)ので上記の構築上の工夫はあまり生きなかった()

選出としては起点作成役3枚のうち1-2程度+オクタン(+マンダorガルド)という形が殆どで、オクタンの選出率は9割を超えていた
逆に残りの1割に関わることなのだが、僅かにいたキノガッサとさざめき持ちウルガモスが非常に重く、その2体を見かけた場合は余程のことがない限りオクタンの選出は控えた。また加えて特に重かったのが最速身代わり持ち両刀マンダで、こちらがマンダガルドという選出をして流星群を透かす動きをコンセプト上あまりしないこともあってなかなか厳しかった。というか基本的にマンダの相手をするのが辛かったので、PT的に相手のマンダが積みエースに見える場合は最速を切ってジャローダで睨みに行くことも多かったが、それをしてもなおこちらのオクタンがマンダに通る技を持っていないため厳しい勝負を強いられる。
逆にカバリザにはマンダかオクタンを通しやすかったしグロス軸にはリザが刺さっていたので、この2点から比較的勝率良く2000に載せることが可能となったのではないかと分析している。


DAPE1QFVYAAZBau.jpg


最終順位。5月初めくらいに2000を達成してそこからは潜っていませんでした。




内容は以上になります。単体考察記事と併せて、オクタンというポケモンの強さを伝えられたなら満足です。ただ流行るとそれはそれで面倒だから使ってみて下さいとは言いません。


今度はオフかS4の構築記事でお会いしましょう。

長文乱文失礼しました。それでは。
posted by gaspard at 14:30| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする